花を咲かせる土になる
テレビに映されるような絶景よりも頭に残った言葉。
お世話になっている不動産会社のコミュニティイベントでスノボに参加しました。
当日は快晴。
雪のコンディションも最高でこれ以上ない絶景の中、開催されました。
ちなみにイベントには社長だけが来られ、会社のスタッフさんはいません。
コミュニティの名は「ご縁の会」
賃貸契約などをしてくれたお客さんに社長が直接声をかけ、集まったコミュニティだからです。
参加者同士は知らない人たちですが、社長が間に入って盛り上げてくれるので毎回とても楽しい時間になります。
社長はよく
「ここで繋がった人同士で、会以外でも交流が深まり良い出会いが広がってくれたら嬉しい」と言っています。
しかし、僕は違和感がありました。
なぜなら、他者同士の交流が僕の成功と繋がるとは思っていなかったからです。
今振り返ると社長との出会いも違和感があったことを思い出します。
僕は元々、不動産屋にはあまり良い印象を持っていませんでした。
当時、物件内覧での時に付き添いで一生懸命説明してくれる営業さんに対してトゲトゲしい態度をとっていました。
「やけに汗だくで熱心に説明してくれるおじさんだな」
そう思っていた人が、まさかの社長だったのです。
「花よりも、花を咲かせる土になれ」
松井秀喜選手の恩師である、山下監督の言葉です。
綺麗に咲く花は足元の土に支えられているのだから、土は土として誇ればいい。
社長には「あなたと仕事がしたい」という人が後を絶ちません。
いろんな人の花を全力で咲かせてあげようと、土としてできることを全力でしている。
その結果、社長の花が誰よりも満開に咲いている。
イベントが終わり、みんなで楽しくお酒を飲んでいる様子を楽しそうに見つめる社長。
隣の僕にしか聞こえないくらいの声でボソッと言った言葉が頭に残っています。
「あ〜、俺本当に幸せだ」
「成功者」を求める僕の前に現れた「成幸者」
人の花を咲かせてあげられるようになりたいと、強く思った日でした。